ドリューのプロフィール


 私が初めてドリュー・バリモアを知ったのは、やはり『E.T.』(1982)でした。来日して「E.T.とのキスはどうだった?」なんてインタビューされていたのを憶えています。ドリューはポッチャリしていて可愛い子でしたけど目を見張るような美少女ではないし、私も子供だったので彼女のこと特に何とも思っていませんでした。ちなみにドリューは『E.T.』出演前、『ポルターガイスト』のオーディションを受けたそうです。ドリューの本当の髪の色は金髪ではないようですが、こんな小さい時から染めていたんでしょうか。

 その後も映画に出て話題になっているのは知っていましたが、興味を持つことは ありませんでした。子供の頃は自分より大人のスターに憧れるものですよね。自分より少し年下の女の子なんて、演技の上手い下手もよくわかんないし、どうでもよかったんですよね。

 次に憶えているドリューの姿は、彼女が12、3歳ぐらいの時のことです。雑誌に何かの会(たぶんアル中とかヤク中についての集まり)で話しているドリューの写真が載っていました。彼女はブクブクッと太っていて、泣いていました。

 「私はバカでブス。どうしようもないブタ。」

 ドリューが こう話したと記事には書いてありました。この頃はリハビリをしていた時期だったようです。深刻な自己嫌悪に陥っていたんでしょうねぇ。

 今では香水も付けないという程のナチュラリストドリューですが、9歳で飲酒、10歳でマリファナ、13歳でコカインを覚えたとか。連日パーティに顔を出してはローティーンとは思えない魅力を振りまきオトコ関係も乱れていたとか。この記事を読んだ時は驚きましたねぇ。日本では今ほどクスリは出回ってない時代だったし、自分より年下の女の子が こんな事になるなんて、あまりに遠い世界の、とても理解できない事でしたね。でもこの年齢で、て明らかに本人には責任がありませんよね。周りの大人は何してたんでしょうか。

 私はこの子は もうダメなんだろうなと思いました。が、それは大きな間違いでした! ごめんね、ドリュー!

 ドリューは17歳でスクリーンに復帰しました。『E.T.』から10年経っていました。私は驚き映画館に観に行きました!

 それは『ボディヒート』(1992)というサスペンス・タッチの映画でした。ドリューは すっきりと痩せて大変 美しい女の子になっていました。アル中&ヤク中だったとは思えない白くてスベスベの お肌。エロティックな役を演じていると雑誌には書かれていましたが なにしろ まだ10代、それほど凄い事はしていませんでした。ヌードになっているわけではないし(でもオールヌードの写真が雑誌に載っているのを この頃見かけました)。ワイルドで孤独な美しい不良少女というイメージでドリューは復活したのでした。

 ドリューは16歳でステージ・ママと縁を切ったそうです。

 ドリューの家は芸能一家で、彼女の名付け親はスティーブン・スピルバーグ! 赤ちゃんの時からCM出演していて、本当に生まれた時からショウビス界の真っただ中だったわけです。想像もつきませんけど、大変そうですよねぇ。

 ドリューは『ボディヒート』の後も不良少女のイメージで仕事を続け、どんどん人気者に・・。『スクリーム』(1996)では最初主役をオファーされましたが、「殺される方が楽しいから」と あの最初に殺される役になったそうです。余裕かましてます。

 たぶん『マッド・ラブ』(1995)の頃だったと思うのですが、久しぶりにTVでドリューのインタビューを見たのです。ドリューは自信たっぷりに こう言っていました。

「自分の人生を誰か他の人の人生と交換する気はないわ。生まれ変わっても またこの人生を選ぶわ。」

 ドリューの10代は過酷なものでした。こんな考え方はドリューに失礼ですが、嫌な事があって落ち込んだりすると、ドリューに比べれば 私のトラブルなんて ちっぽけなもんだわと何度か思ったものです。高校中退、自殺未遂、1ヶ月しか もたなかった結婚

 昔の文学青年は「太宰が生きているから俺も生きている」とか言ってたそうですけど、ドリューが輝いているってことは、世の中の大抵の女性達は些細なトラブルでクヨクヨなんて していられないってことです。

 段々と役幅は広がってはいたのですが、劇的にイメージが変わったのは やはり『ウェディング・シンガー』(1998)!! TVで紹介された映像を見た時は「こんなドリュー物足りないんじゃなーい」と思ったのですが、本編を観てみると「これこそ本当のドリューなのでは??!!」と思わせる可愛らしさ!!

 『エバー・アフター』(1998)はまた ちょっと違った賢くて強い女の子でした。ドリューって本当に演技が上手です。どの役も本当に見えるというか・・。どれが本当のドリューに近いのか全く分からないんですよねぇ。

 この頃ドリューは『E.T.』での来日以来、2度目の来日を果たしました。この時のドリューは・・びっくりするほど可愛かったんです! かなりポッチャリしていて それが子供のようで愛らしいんです。両手を合わせて一生懸命 日本語で挨拶していました。全然すれた感じが しないんです!! 笑い方とか はにかんだ感じが超キュート!!

 孤独な不良少女はいつの間にか消えていました。

 そして『25年目のキス』(1999)ではプロデューサー業にも進出!! これがまた面白くて良心的で いい映画。

 『チャーリーズ・エンジェル』(2000)の成功は言うまでもないですけど、この映画は最初違う人気女優に決まりかけて、ドリューはその二人にドタキャンされたらしいです(でもC・ディアスにL.リューでバッチリですよね)。そう言えば『バッド・ガールズ』(1994)では共演のお姉様たちにイビラれまくったそうです。

 ドリューをいじめないで!!! ま、へこたれるドリューじゃありませんけどね。

 ドリューは自分に自信のない女の子にエールを送るような映画を作りたいという気持ちを強く持っていたそうです。ドリューは存在しているだけでも いいのに、素晴らしいわ・・。

 ドリューはこれからも制作・主演映画が 目白押しです。楽しみ!!

2001/5/2



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