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リプリー

★★★★

 

 面白かったです。緊張感があって。

 ただリメイクだから、やっぱりちょっと比べてしまうと、「太陽がいっぱい」には大負けなんですよね。何もかも。

 若いアラン・ドロンの、あの得体の知れない怖さがないんです。

 大体マット・デイモンって、主役を張れる役者とは思えないんですよねぇ。主役が他の人だったらもっと良かったんじゃないかなぁ。

 脇役で映画に出てくる時は いい感じだと思うんです。だけど どうしてアメリカでは そんなに人気があるのか、不思議・・。ハーバード大っていうのが利いているんでしょうか。少し前なんて、ポスト・ディカプリオとか言われてましたよね。うーん分からない。地味だけど割と好感の持てる脇役俳優って程度だと思うんですけどねぇ・・。ジュード・ロウに食われまくってるし。

 ジュード・ロウは すごく魅力的でした! 性格悪くてムカつく所もある役ですが。「ワイルド」のヒョロッとして青白い感じのホモ美少年役を観た時はちょっと気持ち悪くて全然カッコいいとは思えなかったのに、この作品のジュード・ロウはよく日に焼けて ほどよく たくましくて、素敵なんです。作品前半のジュード・ロウ扮するディッキーの金持ち振りは観ていて楽しいです。アホな放蕩息子なんですけど。

 それからグウィネス・パルトロウは、やっぱり可愛いですね。華がありますよね。この映画のもう一つの華、ケイト・ブランシェット、マット・デイモンに惚れる役に彼女っていうのは ちょっともったいないような・・。

 ストーリーの方は、「太陽がいっぱい」より 主役リプリーの考えてる事がかなり分かりやすいです。同じ嘘つきでも大違い。殺人を犯すのも ふられてカーッとなった はずみだし、ついた嘘が収拾つかなくなって、次から次へと嘘の上塗り。このへん結構ハラハラします。

 そしてマット・デイモンのホモ・シーン・・ちょっとねー。

 「太陽がいっぱい」に比べてホモ色が強いのですが、原作の雰囲気には「リプリー」の方が近いらしいです。

 ラスト、きっと脚本家や監督は随分 考えたんでしょうけど、「太陽がいっぱい」に思いっきり負けてます。

2000/9/23



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