Vol.4

「シングルマザー」


 朝から具合の悪い真尋。お母さんは風邪かと思い心配します。妹の由真がいないので家の中はやけに静か。

 一方 五嶋さんは退院した妻の千香子を気づかっていました。出社する旦那に「行かないで」なんて甘える千香子。


 お昼休み、真尋は由真に「帰っておいで。」と話します。自分一人何も知らなかったことに文句を言う由真に、「由真がいるからうちは救われてるんだよ。お願い、帰ってきて。」

 由真はうなづきました。

 五嶋さんは中鉢君とお昼を食べていました。二人のことを何も知らない中鉢君は、真尋のことを名前は出さずに五嶋さんに相談します。元彼女が妊娠して悩んでいると。とっさにプロポーズした気持ちに嘘はないけど、「そんなことカッコつけて言っていいのか?」と中鉢君は思ったのでした。「自分ダサくて イヤになりますよ。」と中鉢君。


 部下に結婚式の仲人を頼まれるお父さん。部下の結婚相手が25歳(真尋と同じ歳)と聞いて急に寂しくなり、家に帰りずらくて赤ちょうちんへ・・。

 家では帰ってきた由真と真尋がお母さんに、お父さんの過去の不倫について訊ねていました。「結婚する時いろいろあったから・・。」とお母さん。実は二人はお兄ちゃんを妊娠して結婚したのでした。できちゃった結婚です。

 お父さんには感謝しているという お母さんに真尋は

責任なんて取ってもらってホントに嬉しかった?」「責任取って結婚したら後は何してもいいの?

 

 SweetSeasonで真尋と五嶋さんは久しぶりにちゃんと話をします。

「妻と別れると言った気持ちに嘘はないけど、もう少し待ってほしい。」と言う五嶋さん。「彼女がちゃんとできるように、いろいろきちんとしてあげてから・・て思ってる。」

「・・あんまり時間ないんだ・・。」と小さーく つぶやく真尋。五嶋さんには明るく、「わかった。」「奥さんホイホイ捨てるような人だったら こんなに好きになってない。」と言うのでした・・。

 店を出て、真尋は五嶋さんに友達の佐紀の結婚パーティに一緒に行ってと言います。

五嶋さんのこと、親にも友達にも紹介できないじゃない。ちょっと寂しい・・。

 2人が恋人同士だと誰かに認めてもらえば、何があっても強い2人になれる気がする・・と真尋は話し、五嶋さんは一緒に行くと約束してくれます。指切りをする2人でした。



 翌日は佐紀の結婚式。そして おばあちゃまが引越して来る日でした。引越しのトラックが来て、 お母さんが真尋を起こしに部屋に入ると、真尋は中絶手術の同意書を手に持ったまま寝ていました。驚いたお母さん、真尋を起こさないで階下へ・・。慌てて下りて来て引越しを手伝う真尋が心配でなりません。

 買物に出た帰り、山下公園のベンチで中華まんを食べる真尋と おばあちゃま。真尋は両親の結婚について聞きます。

最近はシングルマザーとか言って かっこいいみたいだけど、あの頃は全然そんな雰囲気じゃなかったから。

今だって同じだよ。

  おばあちゃまは真尋にアドバイスをくれました。

男には二通りあるのよ。約束の守れる人と守れない人。どんな小さなことでも ちゃんと守れない人は いざって時ダメなの。

「約束の守れる人・・・。」



 実家に一緒に行こうって言っておいたじゃないと奥さんに言われる五嶋さん。大切な接待があると嘘をついて車で出発。でも妻を実家に送り届けたり、渋滞にも はまってしまって大変。車はよっぽど時間の余裕がないと危険ですよねー。

 真尋の方は出がけに お母さんに妊娠の事を聞かれ、心配するお母さんを振り切って結婚パーティに出かけるのでした。



 パーティが始まる時間になっても まだ渋滞にはまってる五嶋さん。待ちわびている真尋。すると会場に中鉢君が入ってきます。彼が招待されているとは知らなかった真尋は驚きます。そして中鉢君がクロークに行った時に やっと五嶋さん到着。「あれ? 課長。」と驚く中鉢君に慌てて嘘をついて佐紀に紹介、じゃなくて挨拶。なんとか切り抜けます。

 その直後、真尋は気分が悪くなってトイレに駆けていきます。心配する五嶋さんに中鉢君は、

この間の話、あいつなんです。あれ、つわりなんです。


 パーティの後、2人で外を散歩していると、五嶋さんは「なんでオレに言わないんだ。子供ができたって。」と怒ります。

「今日 来てくれたら言おうと思ってたの。普通の恋人みたいに ちょっとでもなれたら。」

「オレはそんなに信頼できないか?」「あたしの事で迷惑かけたくなかった。」

あたしね、奥さんに勝てることは何かって考えたの。

 理想になろうって決めたの。

 五嶋さんのこと、一番思いやる人になろうって。五嶋さんにとって、一番優しい人でいようって。

 だって・・不倫って思いやることしか できないんだもん。

 だから五嶋さんには関係ない。あたしの問題だから。」

「いい加減にしろ。強がるな。」と怒る五嶋さん。

「産んでほしい。」

「人生 狂うよ。」

「人生は狂わない。ただ・・そういう人生だってことなんだ。

 そういう人生はいやか?」

 涙をこぼす真尋。

「本当は・・頼む、堕ろしてくれ、て頭下げられたらショックで立ち直れないから・・だから、言い出せなかった・・。」

「結婚しよう。真尋、オレと結婚しよう。」

 抱き合う2人。

「ごめん・・オレはたぶん お前に甘えてた(そーだそーだー!!)。うちを出るよ。お前のそばに、ずっといる。」

 駅で別れる時、

「こうやってバイバイするのも、もうすぐ なくなるのかな。」

と嬉しそうな真尋。プロポーズされた後の喜びで一杯です。

 ニッコリ別れた後、ちょっと難しい顔になる五嶋さん。何しろ既婚者。これからが大変です。

 真尋が駅に向かって階段を上がっていく時、タクシー乗り場に向かってドドッと大勢の人が下りてきました。真尋はその人達にぶつかってしまって、五嶋さんと京都で買った大切なを落としてしまいます。すぐ見つけて拾って、また階段を昇ろうと振り返った時、ジェラルミン・ケース? みたいな金属のごついカバンを持った男性がズダダダーッと駆け下りてきて、その金属ケースの角がドスッと真尋のおなかに突き刺さったのです。手すりにドンっと背中をぶつけて、びっくりする真尋。おなかを抑えて座り込みます。

 その頃 五嶋さんはついに奥さんに打ち明けました・・。

「もう一緒に住めない。」「もうって?」

「オレ・・・好きな人がいるんだ。」

 やっとの思いで階段を降りる真尋。でもタクシー乗り場からは最後のタクシーが走り出して行ってしまいました。周りに人もいなくて、真尋はを握りしめて座り込み、というか倒れ込み、苦しむのでした・・・。



 この頃こういう金属のアタッシュケース持ってる人結構いましたねー。アルミなのかな?あれは。あんた現金でも運んでるのかい?? と聞きたくなるこのケース。最近はあまり見ないですけど、危ないですよね。もちろんお行儀の良い人が持つなら何の問題もないんですけど。

 真尋って強がったかと思うと とっても素直に本音も話してしまう・・。言うこと いちいち かわいいし。この回は最初からハラハラ、そして最後は怖いです。ウソっ・・。こんなのってあり?? こんなの ひどすぎる・・。どこまで真尋を いじめるわけ??! と本放送の時かなり動揺したのを憶えています。

 このVol.4はやけに長くなってしまったんですけど、これでも できるだけ削ったんです。あまりにも重要なシーンの連続で、これ以上短くできませんだした。

2001/7/13



Vol.5

「スウィートシーズン」トップ