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Vol.8

「隠し子」


 五嶋課長は、必死に「行かないで!!」と懇願する真尋をおいてはいけませんでした。そんな真尋に「うちの敷居はまたがせないからな!」と呆れて帰るお父さん。

「今日は行かないで。一緒にいて。」と抱きつく真尋。


 翌朝、冷静になった真尋は五嶋課長に言います。

「あたし達 途中なんだよね。旅の途中。」「旅の途中?」「旅の途中は、夢の途中、てね。」



 会社に、千香子から五嶋課長に電話が。

「うまくいってないのか?」と心配する中鉢君。中鉢君はまたやせ我慢して真尋を励ますのでした。



「本当に妊娠してるなら、俺の子じゃないだろ。」「ずっとなかったじゃないか。」「ずっと二人は乾いてたよ。」などと五嶋課長と千香子で かなりカサついた言い合いをしているところに課長のお父さんから電話。明日出張で出てくるという父に「是非うちにお泊まりください」と千香子。うろたえる五嶋課長。


 アパートで五嶋課長は真尋に、千香子は妊娠していないと報告。

「そういうこと、ずっとしてないから。」「別に聞いてない。」「ごめん。」

 明日 父が来るからマンションに戻る、というのを笑顔で承知する真尋。でも本当は、顔を曇らせていました。



 藤谷家では、お父さんが 五嶋さんの奥さんに子供ができたと お母さんに話していました。立ち聞きする おばあちゃま。



 五嶋課長は千香子と二人で何事もなかったかのように 父を迎えました。


 由真は家への帰り道、同じ年頃の男の子に道を聞かれます。家と同じ方向なので案内してあげます。



 アパートに一人ぼっち。こんな時にかぎって風邪をひいてしまう真尋でした。五嶋課長のマンションでは一見和気あいあい。しかし千香子は彼が結婚指輪を外していることに気づくのでした。


 道案内しながら その男の子とちょっと おしゃべりした由真は、家に着いたのでそこで別れました。彼は表札を見て驚きました。この家だ。


 父親に別居中とは言い出せない五嶋課長。千香子はなんと、「実は・・・子供ができたんです。」と父に報告。ギョッとする五嶋さん。お父さんは大喜び。

 真尋は五嶋課長の帰りを待っていました。まさか泊まるとは思ってないんですね。



 千香子が妊娠と聞いて真尋が心配なお母さん。「迎えに行ってあげなさい。」とお尻をたたく おばあちゃま。「自分の子供を守れないでどうするの。」


 父親が寝た後、五嶋課長は怒るのでした。「嘘つくなんて・・!」「子供欲しいもの・・。」二人は戻れないと言われ、泣く千香子。父はそれを聞いていました。


 真尋はアパートでゴホゴホ。ドアをノックする音が・・お母さんでした。五嶋さんと話をしに来た、と。今日は帰ってると聞いて驚き怒るお母さん。

「お母さん、真尋を捨てさせないわ! 五嶋さんに、真尋を捨てさせない!」

「お母さん・・。」

 (普通こんなこと、言ってくれないですよねぇぇぇ。甘いお母さん。優しいなー。)

 熱があるので、真尋は家に連れて帰られました。お父さんはお母さんに「どうして行ったんだ!?」真尋には「帰れ!!」と怒ります。帰ろうとする真尋を お母さんは止めて、「あなた なんにも分かってないのよ。真尋がどんなに苦しい思いをしたか。辛い思いをしたか。」「何がわかってないんだよ!!お前が子供に甘いからこんなことになるんじゃないか! 」

「お母さんを責めないで!あたし流産したの!」

「五嶋さんの子供がいたの・・。悲しかった。辛かった・・。その後 決めたの。五嶋さんと必ず幸せになるんだ、て・・。」

 お父さんガーン・・。(えぇぇー。そんなことまで言わなくても・・。)


 おばあちゃまが寝ている真尋の様子を見にきました。

「どうするの?これから。

 具合の悪いあなたを放っとくような人でいいの?て聞いてるの。」

「夫婦ってさ、あたしには分からない絆、みたいなものがあるのかな・・。だから、お母さん離婚しなかったの?

 おぱあちゃまが離婚した時どう思ったの?」お母さんは はぐらかします。

まーちゃん、あたしね、旦那を追い出したんじゃないの。相手の女の人にあげたの。私は・・夫をとても愛してたわ。でも彼は他の女の人を好きになってしまった。一度や二度の浮気じゃないの。本気で愛しちゃったの。だから許せなくって、憎んだわ・・憎んで、憎んで、そして・・・あげたの。

「どんなことがあっても ずっと家族でい続けることが子供の為だって思わなかったんですか?」

「思わなかったわ(キッパリ)。憎みあったあたし達が一緒にいたら、あなたにもっと嫌な思いをさせると思ったから。」

「あたしは間違ってたんでしょうか・・。あの時不倫を許してなかったら、離婚をしてたら、真彦は死なないで済んだのかしら・・。時間が解決してくれるかもしれない、て思ったの。また幸せになれるのかもしれない。家族やり直せるかもしれないって。

 家族・・なかった方が良かったのかしら。」・・・しーん・・。



 お父さんが心配するからと言われ千香子と一緒に寝室で寝ることになった五嶋課長。あらあら。

 彼は床に敷かれた布団に寝ました。手をつなごうとお願いする千香子の手を取る五嶋課長(つないじゃダメだって)。今まで甘えてた、思いやりがなかった、戻ってきてくれない?と言う千香子。「ごめん」と手を離される。


 夜中、お父さんが真尋のアイスノンを交換しにやってきます。目を覚ます真尋。

「お父さん・・ごめんね。こんな娘じゃ・・お父さん かわいそうだよね。」

「何言ってるんだ。」ゆっくり休めと言う優しい態度に驚く真尋。

「誤解すんなよ。二人を認めたわけじゃない。ただ・・お前の気持ちも・・わかるから。」



 朝、五嶋課長は父に本当のことを話す。子供はできてないと。

「お前が戻るのが一番いいに決まってるだろ。 母さん病気だよ。乳ガンの手術をした。我慢が足らない。目を覚ませ。 こんなこと母さんに言えないからな。少し考えろ。」などなど言われてしまいます。でも、お母さんだったらきっと・・「まだ若いんだし、子供もいないんだから、いいんじゃなーい。」て言うんじゃないかしら・・。

 親父に話したと千香子に言って出て行く五嶋課長。


 藤谷家では お父さんとお母さんが二人でスキヤキの材料の買い出しに。真尋に栄養をつけさせようと。



 千香子は新宿をフラフラ。偶然 中鉢君とぶつかり、HISの封筒を見て泣き出してしまいます。

 二人はそのまま一緒に、酒を飲みます。お互いの傷をなめあうようなヤバイ雰囲気。「未練・・て どうやったら忘れられるんだろうね。」


 五嶋課長はアパートに真尋がいないので藤谷家に電話をしてみます。真尋 発見。父に全てを話したと報告。

 玄関のチャイムか鳴り、買い物から両親が帰ってきたと思い由真がドアを開けました。真尋も おばあちゃまも玄関へ。

 立っていたのは、由真に道を訊ねたあの男の子でした。

 そこへお父さんとお母さんも帰ってきます。皆 勢揃い。彼はお父さんに、

「どうして裏切ったんですか?どうして俺とお袋 捨てたんですか?」



 重い展開ですねー。あまり楽しいシーンがないんですよね。五嶋課長はなかなか本当には奥さんと別れられないし、やっとちょっと いい感じになってきた藤谷家には また大トラブルが・・。それにしても とよた真帆には年下の男の子が よく似合いますねー。いしだ壱成より袴田吉彦みたいなタイプの方が似合っているみたい。

2002/9/22



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